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E-サート(旧ヘリサート)挿入方法

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E-サート(旧ヘリサート)の挿入方法と、挿入の流れをご紹介します。E-サート(旧ヘリサート)を挿入するには、専用の工具が必要です。

挿入の注意点

E-サート(旧ヘリサート)挿入の際は、以下の点にご注意ください。

  • E-サート(旧ヘリサート)の挿入には、かならずサイズの合った専用の工具を使用してください
  • ロックインサートの場合は、ロックインサート用の工具を使用してください(8mm未満)
  • 軽合金などのやわらかい材質はタップ穴の入り口から1/2~1山程度、鋳鉄などの場合は1/4~1/2山程度の深さにE-サート(旧ヘリサート)の端末が止まるように挿入してください
  • 挿入する際マンドレルを上から押付けないでください。回転させるだけで挿入できます
  • 挿入完了を確認してから工具を真上に抜いてください(挿入完了は案内めねじのスリ割り部で確認できます)。この際、マンドレルを逆転させないでください。トラブルの原因になります

挿入手順

1.タップ下穴を開けます

サイズ一覧表のタップ下穴寸法に入るような適性寸法のドリルを使用し、まっすぐに穴を開けてください。止まり穴の場合は下記の計算式を利用してドリル穴のもっとも浅い深さ(S)を算出し、深さを決定してください。

S=Lb+2.5P

※S:ドリル穴のもっとも浅い深さ Lb:インサートの呼び長さ P:ねじのピッチ

例:M10-1.5×2DNSのE-サート(旧ヘリサート)を使用する場合は、Lb=10×2=20。P=1.5のため、S=20+2.5×1.5=23.75となり、止まり穴の場合、この寸法以上の深さが必要です。

2.E-サート(旧ヘリサート)専用タップを立てます

通常のめねじをつくる要領でタップを立てます。かならずE-サート(旧ヘリサート)専用のタップをご使用ください。傾いたり、芯が外れたりしないようにご注意ください。

※タップは等径3本組です。面取は糸面取程度にしてください。面取が大きいと挿入不良の原因となります。

3.E-サート(旧ヘリサート)ゲージで下穴寸法をチェックします

E-サート(旧ヘリサート)は、タップで切られた溝に沿って挿入されていきます。
その為、下穴の寸法が狂っていると、E-サート(旧ヘリサート)挿入後に
ボルトが入らない等、不具合が起きる事があります。
E-サート(旧ヘリサート)挿入前にはゲージチェックを行なうようにしてください。

通常のめねじをチェックする要領でプラグゲージでゲージチェックを行ないます。
通りゲージが無理なく通り、止まりゲージが2回転を越えてねじ込まれなければ、
下穴寸法は合格しています。

4.E-サート(旧ヘリサート)を挿入します

※かならずサイズに合った専用工具をご使用ください
※マンドレルは水平に軽くまわすか、あるいは多少引っ張り上げ加減にしてまわすと正しく挿入されます

【電動挿入システムの場合】

挿入工具先端にE-サート(旧ヘリサート)を取り付けてください。挿入工具を母材ねじ穴にあてがい、電動ドライバーのスイッチレバーを握るとE-サート(旧ヘリサート)が挿入されます。所定の位置まで挿入されると挿入工具が自動で反転し、ねじ穴より抜けてきます。詳しくは製品ページをご覧ください

E-サート(旧ヘリサート)
電動挿入システム

SANYU INSERTER SYSTEM

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【P型、P2型、P3型挿入工具の場合】

マンドレルを引き上げ、タング側を先端にしてE-サート(旧ヘリサート)をスリーブの窓へ入れてください。スリーブの先端にある案内めねじの中に一度インサートをしぼり込み、タップ穴の入口に挿入工具を垂直に当てがいます。スリーブが動かないように注意しながら、ハンドルをまわしてください。E-サート(旧ヘリサート)は、案内めねじからタップ穴のなかへ挿入されます。この際、マンドレルを押すとピッチ飛びの原因になります(回転させるだけで挿入できます)。

【S型挿入工具の場合】

E-サート(旧ヘリサート)のタング側を先端にして、タングをマンドレルの溝に挟み、タップ穴に垂直に当てがいます。スリーブでE-サート(旧ヘリサート)を軽く押し付け、ハンドルをまわして挿入してください。この際、マンドレルは水平に軽くまわすか、あるいは多少引っ張り上げる要領でまわすと正しく挿入されます。

【動力挿入工具の場合】

ご購入時に添付してある使用説明書にしたがって挿入ください。

 

タングの折り取り作業

タングの折り取りをおこなう際は、以下の点にご注意ください。

  • かならずサイズに合った専用のタング折取工具をご使用ください。
  • 挿入工具のマンドレルを逆転したり、たたいてタングを折り取ったりしないでください。
  • 止まり穴などで、ボルトがタングにあたらない場合にはタングを折り取る必要はありません。

折り取り手順

1.工具を挿入します

タップ穴に挿入されたE-サート(旧ヘリサート)の中に、タング折取工具を挿入します。

2.タングを折り取ります

工具の頭部をハンマーなどで強く短打します。

※M18以上のE-サート(旧ヘリサート)の場合、ドライバーあるいは先細ペンチを代用してタングを折り取ることもできます。ドライバーを使う場合はドライバーの先をタングの根元に当て、ドライバーの頭部をハンマーで強く短打してください。先細ペンチを使う場合は、タングの先をはさんでめねじの軸方向に交互に曲げればタングは折り取れます

抜き取り作業

正しく挿入されたE-サート(旧ヘリサート)は、特別な理由がない限り抜き取る必要はありません。 しかし、挿入を失敗した場合やそのほかの理由で抜き取る際は、以下の作業手順で抜き取ってください。

抜き取り手順

1.工具を挿入します

抜取工具の刃部をE-サート(旧ヘリサート)に強く押し込みます。その位置は、E-サート(旧ヘリサート)の端末から1/4巻程度のところが適当です。

※小型三角ヤスリでE-サート(旧ヘリサート)の内側に切り欠きを付ければ、刃部がE-サート(旧ヘリサート)がくいこみやすくなり、さらに抜き取りやすくなります

2.E-サート(旧ヘリサート)を抜き取ります

抜き取り工具を反時計まわりにまわし、E-サート(旧ヘリサート)を抜き取ります。

3.再び挿入する際は、再度タップを通します

同じタップ穴にE-サート(旧ヘリサート)を挿入する際は、かならず再度タップを通し、バリなどがないことを確認してから挿入してください。

※先細ペンチで抜き取るのは、ねじ山をつぶす原因になりますのでお避けください。 やむを得ず先細ペンチで抜き取る際は、E-サート(旧ヘリサート)の端末をはさみ、ねじこんだ方向と反対方向にまわして抜き取ります

E-サート(旧ヘリサート)挿入手順動画

ヘリサート電動挿入システム動画





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